田川基成

更新日:2020年10月27日

 

田川基成写真展
「Vernacular Churches」
2020年10月29日(木)〜11月10日(火)*水曜日休廊
12:00〜20:00*最終日〜17:00まで

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〔展覧会概要〕
長崎県の離島出身の写真家・田川基成は、自身のルーツや様々な土地で暮らしてきた経験から、移民と文化、風景と記憶などをテーマに作品を撮ってきました。

田川は2016年頃から、自身の故郷に目を向けはじめます。そして、約600もある島々の間を幾度にもわたって旅し、この海域をフィルムに写してきました。その対象は、風景から人物まで多岐に渡っています。

本展ではその「見果てぬ海」シリーズの中から、とくに長崎県の離島に多い「土着のキリスト教会」のありようを捉えた作品群を展示します。

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長崎県の離島には約70のカトリック教会が存在します。その多くが、瓦や木材などを使った土地固有の建築様式で造られた教会です。古いものでは100年以上前に建てられ、地域の信徒によって代々守られてきました。

16世紀、この海域にポルトガル船が初めて来航すると、宣教師による布教が行われ、各地にキリスト教徒が増えていきました。江戸時代の禁教政策によって信徒の数は減りましたが、中には潜伏キリシタンとして隠れ、あるいは海を渡って弾圧を逃れ、信仰を後世に伝えた人々がいました。

それから250年以上が経った明治初頭。禁教はついに解除され、欧州から再来した神父たちが島々を周ったことで、地域にカトリック教会が復活しました。今ここにある教会の多くは、その潜伏キリシタンの子孫にあたる人々によるものです。

教会は信仰の場としてだけではなく、地域共同体の集会所としての役割も果たしています。華美な装飾もなく、集落の生活に根ざした土着の教会。

その姿に、この地で長くキリスト教が信じられてきたという歴史と、人々の間における宗教のありようを静かに感じています。

− 田川基成


〔作家プロフィール〕
田川基成 / TAGAWA Motonari
1985年生まれ、長崎県の離島出身。
北海道大学農学部森林科学科卒業。
移民と文化、風景と記憶などをテーマに作品を制作している。

〔受賞〕
2018 第20回三木淳賞

〔写真集〕
2020 『見果てぬ海』 赤々舎

〔個展〕
2019 「ジャシム一家」(Nikon Salon / 大阪)
2018 「ジャシム一家」(Nikon Salon / 東京)
2018 「ジャシム一家」(札幌市教育文化会館 / 北海道)
2017 「ジャシム一家」(Nikon Salon / 東京・大阪)

〔グループ展〕
2016 「Photobook as Object」(Reminders Photography Stronghold / 東京)
2016 「Between the Rivers」(東川国際写真フェスティバル / 北海道)

 

*11.07~11.30 ニコンプラザ東京にて三木淳受賞受賞新作展 開催予定

カテゴリー:東京作品展情報